伊藤沙莉(28)が米映画「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」(コリン・トレボロウ監督、7月29日公開)で実写映画の声優に初挑戦した。

伊藤は今作から登場する新キャラクターのケイラを演じる、米女優ディワンダ・ワイズの吹き替えを日本語版の吹き替えを担当。自身、「ジュラシック」シリーズの大ファンで「(オファーを)親にこそっと伝えたのですが、やっぱりビックリしていました。皆が知っている作品ですし、家族も大好きなので喜んでいました!」と喜びをかみしめた。

ケイラは、玉木宏が吹き替えを担当するクリス・プラット演じる主人公オーウェン、木村佳乃が吹き替えを担当するブライス・ダラス・ハワード演じるクレアと行動をともにして、物語を大きく動かす役どころだ。ケイラが飛行機を操縦するシーンでは、持ち前のハスキーボイスを抑えた、落ち着いた演技が印象的だ。伊藤は「すごくかっこいい女性だなと思っていて、良心がとてもある人というか悪に染まり切れないキャラクターだと思うので、そういうちょっとした正義感が見えたらいいなと思ってやらせていただきました。また、本国の方(ディワンダ・ワイズ)がすごくかっこよく演じられているのでその空気感を何とか壊したくないなと思っていました」と役どころと役作りについて語った。

30年近く続くシリーズの魅力については「自分たちでは本来、想像ができない恐竜が存在するという夢みたいなお話で、ファンタジーだけどすごくリアルなところや、恐竜との戦いや関わりもありつつ、ちゃんと人間ドラマが描かれているところです。あとはダイナミックにどんどんバージョンアップしていく感じが見ていて皆さん楽しいのかなと思います」と語った。

もし襲われない前提で一緒に生活出来るとしたら恐竜と何をしたいか問われると「乗りたい!」と即答。「どれぐらいの大きさなんだろうって暇な時、たまに思うんです。頭の部分とかに乗ったらすごい景色なんだろうなと思っています」と笑みを浮かべた。

日本語版吹き替えキャストとして続投した玉木、木村に続き、作品に参加したことについては「私も初めて今回参加させていただきましたが、声を入れている時も(それぞれのシーンに)引き込まれるようなひきつけられる魅力があって、面白いのは、ほぼほぼ当たり前みたいな感じなんですが今まで以上にドキドキ、ワクワク、ハラハラする作品になっていると思いますし、ハートフルな部分もあると思いますので、ぜひ皆さん劇場でドキドキを体験してほしいなと思います」と熱くアピールした。