宝塚歌劇団宙組トップ真風涼帆の主演公演「FLY WITH ME」が10日、東京ガーデンシアターで開幕した。

LDH JAPANのライブの企画、演出を手掛けるクリエーティブチーム「TEAM GENESIS」がプロデュースした公演で、メインテーマ曲はGENERATIONSの白濱亜嵐が書き下ろしで手掛けた。

真風は「初めての劇場、初めてのこの広大な空間で、幸いにもLDHさんのお力をお借りし、新たなことにもたくさん挑戦させていただいています。宝塚とLDHさんがコラボしたらこんな風になるのかというワクワク感が詰め込まれていますので、お客様にもどんどんご参加いただき、存分に楽しんでいただければうれしいです」とコメントした。

三代目 J SOUL BROTHERSのヒット曲「R.Y.U.S.E.I.」をボレロアレンジし黒燕尾で歌ったり、次作の本拠地作「HiGH&LOW -THE PREQUEL-」の世界観を、真風、トップ娘役の潤花、人気スター芹香斗亜らが披露した。

真風が宝塚歌劇団に興味を持ち、活躍するまでを紹介するミニミュージカルのコーナーも。レアなおさげ姿を見せたり、18年の大劇場でのトップお披露目公演「シトラスの風」を歌うなどした。

ステージ中央に張り出したエリアにはリフターもある。通し舞台稽古で真風は「絶景です。気分が舞い上がっているから、リフターが上がってるのか、自分が上がってるのか分からない」と笑わせた。

真風は「まずは、舞台に立てることが当たり前でない中、無事初日を迎えられますこと、関わっていただいた全ての方々に感謝申し上げます。こんな時だからこそ、多くの皆様に、明日への活力となるような特別な時間を過ごしていただけるよう、誠心誠意務めたいと思います」と話している。

12日まで。