俳優望月歩(21)が、17日公開の映画「妖怪シェアハウス-白馬の王子様じゃないん怪-」(豊島圭介監督)で、浮世離れした天才数学者を熱演している。4月期は2作の連続ドラマにレギュラー出演。成長著しい望月がこのほど、日刊スポーツのインタビューに応じた。

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同映画は妖怪たちに支えられながら主人公・澪(小芝風花)が成長していくホラーコメディーで、今月4日まで放送されたテレビ朝日系ドラマ「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」の続編となる。

望月は、澪の恋の相手となるAITO(アイト)を演じる。IQ180の頭脳を持つ一方、カップ麺の作り方を知らないような常識知らずで「新しいものに触れて、こういうものなんだと学んでいく。そういう姿勢を大切にして演じました」。体を使ったコミカルな芝居のシーンもあり「笑いが我慢できなくて大変でした(笑い)。演じている途中でツボに入って、NGを何回か出しちゃったり」と振り返る。

これまでに2作制作される連ドラ版の印象を「カロリーを使わずに見られるけど、伝えたいものは伝えている感じが好き。温かいというか、その場に行ってみたいと思う要素の強い作品だと思います」と話す。完成されたチームに後から加わることになったが、不安はすぐになくなったという。特殊メークで妖怪を演じる松本まりか、大倉孝二らのインパクト満点のビジュアルには「現場で初めて妖怪を見た時に、『ミッキーいる!』みたいな感覚。テーマパークに来たみたいな(笑い)」。自身も奇抜な全身純白の衣装だが「周りがすごすぎるのでそんなに違和感がなくて、びっくりしました。あ、これ意外といけてるんだって思いました」と笑った。

映画公開が控える中、今クールはフジテレビ系「元彼の遺言状」、NHK「17才の帝国」にレギュラー出演。「元彼の-」では銀髪のホスト、「17才の-」では実験都市の運営に関わる若き閣僚と、タイプの異なる役柄を演じ分ける。子役からキャリアを始め、現在までに出演した映画・ドラマは40本以上を数える。小学1年生で演技のワークショップに参加し、芝居の面白さに目覚めてから「仕事は生活の一部」。高校卒業後は、進路を迷うことなく俳優の道に絞った。「変な話、趣味の延長みたいな感じです。好きでずっと通っていたらそれがお仕事になっちゃって。好きでやっているから、好きなことをやめようと思わない」とまっすぐに語る。

性格は「『何食う?』って聞かれて、何でもいいよ~って言っちゃうタイプ」。俳優としても「何をやるにしても嫌な部分がないから、役を作ることに対しても何のためらいもなくできる」と、柔軟性が持ち味だ。役者としての理想を聞くと、「元彼-」で共演する綾瀬はるかと大泉洋の存在感を挙げ「綾瀬さんと大泉さんがこういうミステリーものをやるっていうだけで、『これ、絶対おもろいな』って見たくなる。僕が出るから見よう、僕が出るなら面白いじゃん!と、そう思ってもらえるような存在や立ち位置、お芝居までたどり着きたいなと思います」。

役のための銀髪は「染めてるだけで気を使って見えるので、楽です」。私生活では服装へのこだわりもなく「何でもいいやってなっちゃいます」と朗らかに笑う。身軽に、どんな役にも染まっていく。【遠藤尚子】

◆望月歩(もちづき・あゆむ)2000年(平12)9月28日生まれ。14年WOWOW「埋もれる」でドラマデビュー。ドラマは19年日本テレビ系「3年A組-今から皆さんは、人質です-」、21年NHK大河「麒麟がくる」などに出演。19年「五億円のじんせい」で映画初主演。特技は乗馬、趣味はゲーム。180センチ、血液型A。