井ノ原快彦主演のテレビ朝日系刑事ドラマ「特捜9 season5」(水曜午後9時)の最終回となる第12話が22日に放送され、平均世帯視聴率が10・2%(関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・7%だった。

井ノ原演じる警視庁捜査一課特別捜査班(特捜班)主任・浅輪直樹をリーダーに、個性派メンバーがぶつかり合いながら事件解決に挑む人気シリーズ。

第12話では…。

ある議員の街頭演説中に、聴衆の男性が発砲され、重体となる事件が発生。たまたま現場に居合わせた小宮山志保(羽田美智子)高尾由真(深川麻衣)早瀬川真澄(原沙知絵)はすぐに捜査を開始する。ほどなくして、浅輪(井ノ原)ら特捜班メンバーも現場に集結。すると聴衆の後ろに、かつての連続殺人犯がかぶっていた白い仮面の人物がいたことが発覚する。模倣犯の仕業なのだろうか?

一方で、青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)が現場付近の防犯カメラを解析すると、フードデリバリーサービスの若い男が、バッグから新聞紙でくるんだ拳銃のようなものを取り出す姿を発見した。

やがて、現場からタクシーで逃走した男、フードデリバリー配達員、電子決済で白い仮面を購入した人物の3人が特定される。この中に真犯人がいるのか?

時を同じくして、警察庁警備局公安課の折口(風見しんご)に呼び出された新藤亮(山田裕貴)は、事件発生直後の映像に、死んだはずの三島(矢野聖人)が映っていることを確認する。新藤は、真相を知るであろう、ある半グレグループに近づこうと再び潜入捜査を開始する。

そして、浅輪、国木田班長(中村梅雀)ら特捜班は、発砲事件の容疑者3人を取り調べることに。すると、SNS上では、白い仮面をかぶった殺人犯が神格化され、共感を示す者たちが多数いることが分かった。