著書「ジェイソン流お金の増やし方」が大ヒット中のお笑い芸人の厚切りジェイソンが25日、東京・豊島岡女子学園高校で、同校1年生らに金融についての特別授業を行った。

金融庁による高校生向けの金融経済教育指導教材をもとに、「賢くお金が使える人は、何も考えない人よりも有利になる。金融リテラシーは非常に大事」などと将来ある生徒たちに説いた。講義後の質疑応答で、「日本人が外国の人と金銭感覚が違うと感じることはあるか」と質問されると、ジェイソンは「ありますね」。続けて「(日本は)お金が悪いことというイメージがなんだかんだある。お金があるから見せびらかすのは、好きじゃないけど、将来の選択肢を増やすためにお金はあった方がいい。将来、お金基準でものごとを決めなくていい。自分が好きか、自分がやりたいか、やりがいを感じるかという基準で新しくものごとを始められる」などと答えた。投資について質問されると、「投資は地味です。投資というのは歯磨きのようなもの。将来、虫歯にならないようにしょうがなくやっていること。地味であるべき」と持論を展開した。

ジェイソンの著書「ジェイソン流お金の増やし方」は発売6カ月で、47万部を突破。5月末には「オリコン上半期“本”ランキング2022 BOOKランキング1位」を受賞し、テレビ番組でも取り上げられるなど注目を浴びている。