日本テレビ系「24時間テレビ45」(8月27、28日放送)の制作発表会見が27日、都内の同局で行われ、1978年の初回放送から見届けてきた徳光和夫(81)が番組の継続秘話を明かした。

徳光は「感慨深いものがありますね。15回目の時に少し番組を衣替えして、より視聴者に密着する形になった。今回はその時の雰囲気に似ていますね。大変楽しい雰囲気のままスタートした感じです」と語った。

番組は今回で45回目の放送を迎える。徳光は「実は私が社長を壇上に上げなければ、24時間テレビはここまで続いてないと言われているんです」と語り、エピソードを明かした。

本来、24時間テレビは1度目の放送で終わる予定だったといい、「(当時)欽ちゃん(萩本欽一)とピンクレディーがフィナーレに出ていて。代々木第一体育館でやっていましたが、お客さんが帰らなくなって。当時局アナだった私が『みなさん帰りましょう』と言っても欽ちゃんコールとかをしていてなかなか去らない。そこでやむなく『社長から終わりのごあいさつをさせていただきます』と言って当時の小林(與三次)社長に登壇してもらって。そうしたら今度は社長コールが起こっちゃって。社長も粋に感じたんでしょうね。その場で『今後も24時間テレビを進めていく』とおっしゃったんです。ということで今回45回目を迎えました」と語った。

徳光本人も番組継続の“きっかけ”を作ったことへの思いも感じているようで「番組が続く限り、何となくどこかしらで参加させていただかなければいけないのかなと思っています」と力を込めた。

会見にはメインパーソナリティーを務める嵐二宮和也(39)Hey!Say!JUMP山田涼介(29)Sexy Zone菊池風磨(27)、総合司会の羽鳥慎一、水卜麻美両アナウンサー、チャリティーランナーのEXIT兼近大樹も出席。もう1人のメインパーソナリティーのKAT-TUN中丸雄一は体調不良で欠席した。