劇団☆新感線42周年興行・秋公演「薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-」の制作発表会が18日、都内で行われ、古田新太(56)、天海祐希(54)ら出演者が意気込みを語った。

12年前に古田×天海で大ヒットした演目の続編。国王となった海賊女王アンヌ(天海)が再び危機に直面し、国民を守るため、天下の大泥棒石川五右衛門(古田)と大暴れする。

通算5度目の石川五右衛門役を演じる古田は、「すっかり飽きています」とあいさつ。初参加となる石田ニコル(32)、神尾楓珠(23)らフレッシュな顔ぶれに「初共演の若い衆とやれるのは楽しみ」と期待を寄せ、天海、生瀬勝久(61)らベテラン勢の1人として「おじさんおばさんがいかに手を抜くか、勉強になると思う」と笑わせた。

今回は「世代交代」がテーマとあって、生瀬と自虐トークを展開。「これで演劇人生が終わってもいいと思って頑張る。折り返し地点」と語る生瀬に、古田は「私はゴール」「フェードアウトしたい」。また、「古田くんとはちょっとやりたくない」という生瀬に「わたくしもです」とすかさず応じていた。

この日はほかに、粟根まこと、森奈みはる、早乙女友貴、西垣匠のキャスト陣のほか、作の中島かずき氏、演出いのうえひでのり氏が出席した。

公演は9月9日の富山公演からスタート。東京公演は11月1日から新橋演舞場で。