東山紀之が主演するテレビ朝日系ドラマ「刑事7人 シーズン8」(水曜午後9時)の第3話が27日に放送され、平均世帯視聴率が9・0%(関東地区)だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・0%だった。

東山演じる天樹悠刑事を中心に、人間模様とサスペンスのあふれる人気シリーズ。ジャニーズWESTきっての演技派・小瀧望が東大卒の新人エリート刑事・坂下路敏役で初参加している。

第3話は…。

ある夜の公園。暗闇に浮かぶオレンジの光が、上下左右に揺れながら上昇した後、不意に消えた。

翌朝、その公園で磯村正彦(宮澤佑)の刺殺体が発見された。現場を訪れた天樹、海老沢芳樹(田辺誠一)坂下路敏(小瀧望)青山新(塚本高史)は、街灯がひとつもない場所で争った形跡がないことから、顔見知りの犯行も視野に入れる。しかし、周辺は暗闇が支配しており、目撃者捜しは難航しそうだ。

そんな中、海老沢は胸騒ぎを覚え、渋る坂下を連れて執拗(しつよう)に目撃者を捜す。天樹と青山は、現場に残された被害者のものとは別の靴跡から捜査を始めた。

やがて、海老沢と坂下は、ランドセルを背負った少年・園田星也(平野絢規)とすれ違うが、彼の口から「犯人を見た」との言葉を聞いて驚く。少年は昨夜見た光景として、スケッチブックに色鉛筆でオレンジ色の巨大な光を放つUFOの絵を描いて見せる。相手にしない坂下に対し、海老沢はUFOに興味を示した。

その後、被害者には借金問題で恨みを持つ人物が多かったことが発覚。また、現場に残った足跡は、あるメーカーの安全靴と長靴のソールだと判明する。同じ頃、天樹は被害者と金銭関係でもめていた春日誠(古野陽大)を訪問。天樹は、春日の履く安全靴に目を向ける。

“UFO説”を信じ、夜の公園で検証を重ねる海老沢と、あきれながらそれに付き合う坂下。そんな中、第2の事件が起こる。しかもその夜も、オレンジ色の光が暗闇の中で揺れては消えていた。