杉咲花(24)が29日、都内で行われたアニメ映画「ぼくらのよあけ」(黒川智之監督、10月公開)公開アフレコイベントで、映画の舞台となった2049年に、何をしているかと聞かれ「51歳とか52歳とかになっていると思うんですけど、このお仕事を続けていられたらいいなと思います」と笑みを浮かべた。また、どういう世界になっていると思うか? という質問には「どんな世界? 緑が増えていたら、いいなと思っています」と、自然派の一面をかいま見せた。

「ぼくらのよあけ」は、漫画誌「月刊アフタヌーン」(講談社)で11年に連載され、SF賞の星雲賞の候補にもなった今井哲也氏の同名漫画のアニメ映画化作品。杉咲は、宇宙とロボットが大好きで前代未聞の極秘ミッションに挑む少年・悠真を演じた。既に本番のアフレコは少し前に終了しているが、集まった取材陣を前に声を大にして熱演を披露。「いやぁ…とても緊張しました。ちょっと足が震えましたね。慣れないもので。こんなにたくさんの皆さんの前で、やるものですから。ずっと、緊張していますね。表情も動きも決まっているものに、声を当てることへの難しさ、気持ちを落とし込む難しさですかね」と振り返った。

演じる役どころを踏まえ、子どもの時、夢中になったことについて聞かれると「ドッジボールに、はまって昼休み、夕方時間、遊べる時間に、鼻血を出して熱中していた覚えがあります」と、意外な一面も明かした。鼻血を出した理由を問われると「(ボールが)誤って顔面に当たってしまって…それでも楽しくて、ボールを当てて逃げる…どろんこになって遊ぶタイプでした」と笑顔で振り返った。