ドランクドラゴン鈴木拓が10日、都内のTOHOシネマス六本木ヒルズで行われた映画「さかなのこ」(沖田修一監督、9月1日公開)完成報告上映会にサプライズで登壇。原作者で、のん(29)が演じた主人公ミー坊のモデルとなった、さかなクンと中学、高校の同級生だと明かした。

鈴木は、さかなクンに視線を送り「あの方、同じ学校で中学も高校も一緒。高校は前の席」と語り出した。さかなクンは、沖田修一監督に、劇中の鈴木先生役を鈴木にオファーしたいと持ち掛けたと明かし「ミー坊の映画作ってくれることになった。拓君、鈴木先生役やってと」と熱く語った。

鈴木は「僕の担任でしたし、さかなクンの顧問」と、演じた鈴木先生が実在の人物であると明かした。その上で「何なら、俺の奥さんも知ってますから。同じクラスだったし…」と口にした。すると、さかなクンが「ええっと…」と言いながら、鈴木の妻の旧姓を口走ってしまう一幕も。鈴木は慌てて「良いんだ、言わなくて! 個人情報だ、やめろ! バカ!」と絶叫した。

「さかなのこ」は、さかなクン初の自叙伝「さかなクンの一魚一会~まいにち夢中な人生!~」(講談社)が原作。子供の頃から魚が大好きだったさかなクンが、たくさんの出会いの中でやがて“さかなクン”になるまでを描いた。のんは、天真爛漫で好きなことに一直線の主人公ミー坊を、性別の垣根を越えて演じた。モデルとなったさかなクンもギョギョおじさん役で出演した。