歌手真木ことみ(50)が11日、都内のホテルで、デビュー30周年記念のディナーショーを開催し、応援団長を務める元プロ野球巨人の中畑清氏(68)が駆けつけた。

サプライズでステージに登場した中畑氏は「僕がアテネ五輪で監督をしていた時にも応援してくれた」と感謝を語り、2人のデュエット曲「ときめいて乾杯」を披露。した上で、さらに自ら希望し「ぼくの妹に」も熱唱。観客には30周年を記念し、中畑氏のサインボールと真木から手編みのハートのストラップをセットにして、抽選で30人にプレゼントされた。

開演前に取材に応じた中畑氏は「コロナ禍ですが、こういう時こそ歌手は立ち向かい、元気や感動をファンのみなさんに与えなくてはいけないと思う。メッセンジャーなんですから」話した。

30周年を迎えた真木は、記念曲「くれないの糸」を今月3日にリリース。周年を迎えたことに「ファンのみなさん、スタッフのみなさんに支えられここまで来ることができました。このようなショーも開催でき、ファンのみなさんも駆けつけてくれて幸せです」。新曲については「好きになってはいけない相手を好きになってしまった女性の歌です。ことみちゃんの演歌を待っていたよと、ファンの方は言ってくださり、自分でいうのもですが、評判がいいんです」。今後については「ヒット曲を出したい。そうすれば、きっとご褒美がくると思います」と語った。

中畑氏は、真木の後援会から「勢いのある人に応援団長になってもらいたい」と要請を受け、引き受けたという。真木は「ひまわり、太陽のような方です。中畑さんがその場にいるだけで、明るく、周りを元気にしてくれる。頼りになるお兄さんです」。中畑氏は「演歌のスタイルを打ち破ってほしい。歌がうまいんだから、今の時代にあった歌にもチャレンジしてほしい」と要望した。

ディナーショーはデビュー曲「橋」でスタート。カバー曲も含めて、30周年記念曲「くれないの糸」まで全22曲を熱唱し、最後は「愛の賛歌」で締めた。