元プロレスラーで参議院議員も務めたアントニオ猪木さんが1日午前7時40分、都内の自宅で心不全のため亡くなった。79歳だった。

在パラオ日本国大使館はこの日、公式ツイッターで同国と縁が深い猪木さんを悼んだ。「アントニオ猪木さんはこれまでにパラオを何度も訪問され、パラオの人々にも親しまれてきました。猪木さんにちなみ、通称『イノキアイランド』と呼ばれる島もあります」とし、猪木さんが20年1月にパラオを訪問され、大使夫妻と撮影した写真を掲載した。そして「心からご冥福をお祈り申し上げます」とつづった。

パラオは太平洋にある人口約1万8000人(20年の時点)、海洋性熱帯気候の島国。美しい海で知られ、面積は鹿児島県の屋久島とほぼ同じ。

猪木さんは30代のころからたびたびパラオを訪れトレーニングをしたり、サンゴの養殖事業をするなど環境問題にも取り組み、国際的な知名度の高さもあって政府とも交流。13年には同国の親善大使にもなっている。

【写真特集】「燃える闘魂」アントニオ猪木さんの足跡を振り返る

アントニオ猪木さん死去 プロレス、異種格闘技、国会…戦い続けた「燃える闘魂」/記事一覧