女優戸田恵梨香(34)が19日、TBS「王様のブランチ」(土曜午前9時30分)にVTRで出演した。23日に公開される主演映画「母性」(廣木隆一監督)について、初共演の永野芽郁(23)とともに語った。

作家湊かなえの同名小説が原作。ある女子高生が遺体で発見される。死因は不明。母と娘の異なる証言で180度逆転する。母性に狂わされたのは母か? 娘か? 同じ出来事を語っているのはずなのに、お互い食い違っていくストーリー。

大好きな実母に愛されることだけを望み、実の娘を愛せない母ルミ子役を演じた戸田は「世代によっても見る視点が違う。見方によって最後の気持ちが変わる作品」と分析。そしてルミ子への思いを語った。

「私の中ではルミ子という母親像が非現実的だった。ただ、娘でありたい、娘として愛されたい気持ちは分かる。私は母と仲が良くて、愛され続けたいと思う。34歳になった今でも母には甘えたいけど、その(ルミ子)甘え方の湿度と粘度が違うというか。共感はできないけど、理解はできる」

母に愛されたいと思い続ける娘の清佳(さやか)役を永野が演じる。