英歌手サラ・ブライトマン(62)が24日、東京国際フォーラムで、コンサート「クリスマス・シンフォニー」を開催した。

新型コロナウイルスが広がる前の19年4月以来、3年ぶりの来日公演となった。ブライトマンは「クリスマスは大好きなシーズン」と語り、「ここ数年は大変な時期が続いていますが、今日はオーケストラ、バンド、ゲストもいて、とてもきらびやかなコンサートになります」とあいさつした。

「アヴェ・マリア」などを歌唱後、スペシャルゲストとしてYOSHIKIを呼び込むと「やっとYOSHIKIさんの母国の日本に来られました」と笑顔。18年発売のアルバム「HYMN~永遠の賛歌」に収録される「Miracle」で共演し、壮大な楽曲を高らかに歌い上げた。

YOSHIKIは「サラさんのツアーに参加できてうれしいです」。ブライトマンの世界ツアーでは、メキシコ、ラスベガス公演にも出演しており、かけ合いでは「こうしてやっと日本に戻ってこられて、とてもうれしく思っています」と語った。自身が手がけた天皇陛下御即位10年奉祝曲「ANNIVERSARY」のピアノ演奏も披露した。

その後ブライトマンは「きよしこの夜」などのクリスマスソングのほか、「ファントム・オブ・ジ・オペラ(オペラ座の怪人)」「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」などヒット曲を歌唱。アンコールを含め全31曲を歌い、会場を一足早いクリスマスムードに包み込んだ。

日本では東京を皮切りに、名古屋、大阪でもコンサートを開催。その後、韓国、シンガポール、台湾を巡るアジアツアーに向かう。

またブライトマンは、23日に行われたサッカーワールドカップ(W杯)カタール大会でドイツに勝利した日本代表について「驚くべきセンセーショナルな勝利をおさめた日本、おめでとうございます! あなたたちは素晴らしいチームでした」とコメントした。