西武源田壮亮内野手(29)と元乃木坂46衛藤美彩(29)夫妻が29日、都内で行われた「第15回 ペアレンティングアワード」授賞式に出席した。2人そろって公の場に姿を現すのは結婚後初めて。

同アワードは子育て世代に好印象(元気や安心感)を与え、パパママたちに寄り添う価値観を発信したタレントや文化人などを選出。源田と衛藤は、カップル部門に輝いた。

受賞を受けて源田は「本日はこのような大変すばらしい賞をいただきうれしく思います。今後も家族と過ごす時間、息子との時間を大切にしながら、夫婦で力を合わせていきたいです」と述べた。衛藤も「本日はこのような大変すばらしい賞をいただき光栄です」とあいさつし、「まだ息子も0歳、私たちも新米パパとママではあるのですが、子育てがこんなに心を豊かにしてくれるのだと実感しています」とほほ笑んだ。その上で「2人で力を合わせて、子どもの輝く一瞬一瞬を大切にしていきたいと思います」と話した。

源田はこの日、プロ野球の「第51回三井ゴールデン・グラブ賞」表彰式に出席後、「第15回 ペアレンティングアワード」授賞式の会場に移動したという。守備の名手として、家庭を守る秘訣(ひけつ)を聞かれ「仕事の都合上、1カ月の半分くらいは遠征で家を空けてしまうんですが、妻は『私は息子のことをしっかり見ているから、あなたは私のケアをしてほしいな』って言われているので、家に帰ったら息子に行く前に妻のほうに『今日もありがとう、どんな日だった?』って声掛けをするようにはしています」と笑顔で明かし、衛藤も笑っていた。

衛藤も「家を空けることが多い職業ではあるのですが、コミュニケーションを大切にしていて、お互いのことを気に掛けているので。物理的な距離はあっても、精神的に守られているなって思っています」と感謝した。「デーゲームだと息子も見られることが多くて。ナイターだと眠っているので。息子の記憶が残る時まで、(現役で)頑張ってもらいたいなって思います」と源田にエールを送った。

他の受賞者とのトークセッションで、源田は「スポーツの表彰は何度か出させていただいているんですが、パパになってこういう賞は初めてなので、緊張していて…」と苦笑い。衛藤は「さっきも、右足と右手が同時に出ていて。ボール持ってきて! って思いました。ボール持って来たら(スムーズに動けるのに)…って」と笑顔でフォローしていた。

源田は、文化人部門を受賞した保育士のてぃ先生に対して「小さい時って、足が速いとモテるじゃないですか。息子の足を速くしたいんですけど、どうしたらいいですか?」と質問。衛藤も「意欲的な子になってもらうにはどうれすればいいですか」と尋ねていた。

2人は同い年で同じ大分県出身。19年10月に結婚した。今年1月、第1子の長男が誕生したことを報告していた。報道陣からの取材に応じた源田は「初めてこういう場に夫婦で呼ばれて、ワクワク感もあり緊張感もあったんですけど、これも家を守っている妻のおかげだと思うので、あらためて感謝したいと思います」と笑った。

夫婦間のルールを聞かれた衛藤は「ルールは特にないですけど、毎日夜にミーティングをします。彼は野球でミーティングしていると思うんですけど、自宅でも夫婦ミーティングしていて」と明かした。源田も「今日息子こうだったよ、というのを僕も毎日把握しています」と感謝。衛藤は「1週間ぶりに遠征から家に帰ってきても、彼が息子の成長の差を感じさせないように、スムーズに移行していけるようにしています」と説明した。