年内いっぱいでコンサート活動からの引退を発表している加山雄三(85)が、大みそかの「第73回NHK紅白歌合戦」(午後7時20分)に特別企画として出場することが8日、同局から発表された。最後のライブパフォーマンスになる。

1960年の銀幕デビュー以来、永遠の若大将として60年以上のキャリアを誇る加山だが、現在開催中の船上ライブ「若大将クルーズ THE FINAL」をもって、コンサート活動から引退することを表明している。これまで紅白には17回出場し、うち3回は司会を務めるなど、ゆかりも深い。さらに85歳での紅白出場は史上最高齢となるという。

加山は「長きに渡り歌手活動を行って参りましたが、年内をもちまして人前でのライブパフォーマンスにケジメをつけさせて頂きます。その最後の日、紅白歌合戦というたくさんの方がご覧頂いているこの番組に参加させて頂けること、本当に幸せでいっぱいです。多くのファンの皆さんや関係者の皆さんの応援と助力がなければ、ここまで来ることは出来ませんでした。感謝とともに、精いっぱい歌い切りたいと思います! そして、毎日に目標をもち、毎日が新しいスタート! とすれば、俺の船出の時はまさに今だ! って、そう思うんです」とコメントしている。