歌舞伎俳優市川團十郎(45)、SnowMan宮舘涼太(29)が5日、東京・新橋演舞場で「SANEMORI」(6日初日)の公開通し稽古を行った。

團十郎襲名記念プログラムとしての上演で、古典の名作「源平布引滝 実盛物語」を軸にした作品。

昨年11~12月に、13代目市川團十郎白猿の襲名披露を行った團十郎は「本年は團十郎として初めての正月の舞台でもありますので、いつも以上に身の引き締まる思いです」とコメント。

19年に上演した同作を、さらに練り上げた作品について「團十郎の名跡を継ぐことは同時に、古典を継承し発展させていく責務を背負うことでもあると感じております。初代團十郎から続く、古典を守りながら新たな歌舞伎の創造へ挑戦していく姿勢を、私も13代目としてしっかりと受け継いでいく所存です」と話している。

宮舘は19年の同作で團十郎と共演。今回は源義仲と木曽義賢の2役を演じ、冒頭から激しい立ち回りを見せ、客席を移動しながらの立ち回りも。

宮舘は「初日を迎えるにあたり、たくさんの方々から愛のあふれるご指導をいただきました。Snow Manとして毎年新橋演舞場に立たせていただいておりますが、今回は宮舘涼太として舞台に立ち、生き様、幸せ、歌舞伎の魅力、表現できる喜びを感じながら演じていきたいと思います」と意気込みを語っている。27日まで。