木村拓哉(50)が12日、都内で、主演映画「THE LEGEND & BUTTERFLY」(大友啓史監督、1月27日公開)ジャパンプレミアに出席した。東映70周年記念作品で、自身2度目の織田信長役に挑戦。ヒロインの正室、濃姫役の綾瀬はるか(37)ら豪華キャストとともに登壇した。

イベント冒頭、場内が暗転し、木村と綾瀬がレッドカーペットに登場した。中央でにらみ合うように6秒間、静止してポーズをとった。木村の腕に綾瀬が腕を絡ませながらステージに上り、観客から大きな拍手を浴びた。

木村は「ちょうど去年の今ごろにクランクアップさせていただいた作品が、ついに一般の皆さんに受け取っていただく機会をご用意していただいたこと、非常に感謝しています」とあいさつ。「個人的にも、すごく思い入れの深い作品になりましたので、皆さんにも頭から最後のその瞬間までじっくりと味わっていただきたいと思います。時代劇ではあるんですが、今の皆さんに共通する深い普遍的なものは必ず作品の中に描かれていると思いますので、深く受け取っていただけたらうれしいです」と呼び掛けた。

さらに「この日が来るのをずっと待っていたというのも事実ですし、共同で作った作品が、今日をもって自分たちの手元を離れるというか。皆さんに引き渡すので。今日は僕らは見送る気分でいます。皆さんが愛してくれればうれしいです」とアピールした。

綾瀬は「こうして、一足先ですけど、皆さんに見ていただける日が無事迎えられて、すごくうれしいですし、とてもワクワクします。キャストの皆さん、スタッフの皆さんでしっかり思いを込めて、ていねいに作った作品なので、多くの方に見ていただけるとうれしいです」とほほ笑んだ。

タイトルの「LEGEND」は信長、「BUTTERFLY」は濃姫を指す。脚本は古沢良太氏。政略結婚という最悪の出会いから、真の夫婦となり天下統一を果たすまで、激動の時代を生き抜いた男と女の30年の軌跡を描く。綾瀬は「濃姫はとにかく、女性、姫でありながら男勝りで、武道や芸事、何にでもたけている聡明(そうめい)な女性。木村さん演じる織田信長様に負けないくらいの強いパワーで立ち向かわなければいけない、と思って臨みました」と振り返った。

2人は11年10月期TBS系ドラマ「南極大陸」以来、約11年ぶり4度目の共演。木村は「濃姫に関する記述、資料はあまり数少ない中で、濃姫っていう存在を構築しなければいけない。その作業の中でベースになってくれているのが綾瀬はるかさんだったので。スタッフ含め、すぐに濃姫という具現的な存在が撮影所にいてくれたので、すごく組み立てやすかったというか」と綾瀬を称賛した。

完成した映画を見た木村は「大友監督は、出演者のやりたいこと、周りで起きること、生まれる感情を、一粒残らずカメラに収めてくださったなと思います」と感謝した。綾瀬は「見たことのない織田信長。その影というか横には、ああいう強い女性がいたからこそ、信長らが信長としていたんだなと思いました」と話した。

伊藤英明、中谷美紀、宮沢氷魚、音尾琢真、市川染五郎、大友監督らも出席した。