俳優小林旭(84)が23日、都内で舞台「ギラギラ~六本木不死鳥ホスト伝説~」(2月9~12日、東京・渋谷区文化総合センター大和田伝承ホール)の制作発表出席した。

小林が演じるのは、元ホストで“銀座の将軍”と呼ばれるキャバクラチェーンのオーナー葛城大成。会社をリストラされ、サラリーマンからホストに戻った主人公の七瀬公平(賀集利樹)と対決していく。

小林はノーギャラでボランティアとして出演する。「プロデューサーの川阪(実由貴)さんが自宅に来て『初めてミュージカルやるから』と口説かれて熱意に応えたけど、まだ把握していない。ミュージカルは全然分からないから、偉そうなことは言えない。看板を利用してくれる人がいる間は、利用してもらっていいのかなと思う。どんな結果になるか楽しみにしている」と話した。

そして「若い人には底辺を大事にしてしてほしい。初めの1歩が大事、それを努力すると、かっこよくなる。80歳を超えた人間があれこれ言うより、若い人にきらめいて欲しい」とエールを送った。

小林の妻役の藤田弓子(77)は腕を絡ませながら「私の隣に神様がいる。本当にこの方がスター。本当のスターがいた時代に、映画館にワクワクしながら通っていました」と笑顔を見せた。

小林と対決する主人公の妻役の高橋由美子(49)は「年齢より若く見せたくて、前髪を切って少年っぽくなってしまいました(笑い)」。小林との共演に「とてもうれしくて、カラオケに行って、旭さんの若い時の映像を見ながら歌いました。まさか、ご一緒できると思わなかったんで胸を借りるつもりでトライして、1点だけでもゲットしたい」と話した。

他に演出も担当のする神崎順、門戸竜二、村井麻友美、夕貴まお、安藤一人らが出席した。