木村拓哉(50)が出演するオープンハウスの新CMシリーズの第1弾「地底人現る 登場」編が、明日26日から放送される。

木村が今回演じるのは、地中奥深くに住む地底人。好奇心旺盛な冒険好きで、来る日も来る日も地中を掘り進み、周囲の制止を振り切って地上を目指す。ようやくたどり着くと、日当たりのいい「便利地、好立地」を目の当たりにし、「おぉ、ここが地上か」と感動の声を上げる。出会った女子高生に向かい「いい土地ですね~」「最高ですよ。日当たりはいいし、ミネラルはたっぷりだし」と話し、幸福を実感するストーリーになっている。

撮影は本物の土を敷き詰めた、高さ1メートルのステージで行われた。木村は全身カーキ色の毛で覆われたモグラスーツを着用し、手には土を掘るための金属製の爪がついたグローブをつけ、小型スコップを装着できる特製のリュックを背負って登場。冒頭のシーンでは、土をかき分けながら登場するなど、より遠くへ、より上へと掘り進む地底人役を体当たりで演じた。今回のCMでは胸から下は土の中にあって映らないが、SF映画の主人公のような装いは次作以降で注目される。

現場は和やかな雰囲気で撮影が進んだ。土のセットに入る動線には「※地底への入り口です」と書かれており、スタッフの遊び心に笑いが起こった。木村も、本来スタッフが担うカメラの前にカラーチャートをかざす役目を引き受け、撮影が円滑に進むよう尽力していた。地底人が地上にはい出るという奇想天外なストーリーにもかかわらず、撮影は順調で、予定よりも早く終わったという。木村と、女子高生役を務めた林芽亜里(17)はハイタッチをして、撮影の成功を喜び合っていた。