NHK林理恵メディア総局長の定例会見が8日、東京・渋谷の同局で行われ、産休入りしていた和久田麻由子アナウンサー(34)が4月から報道番組「ニュース7」(平日午後7時)キャスターを務めるなどのキャスター人事が発表された。

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人気アナの“スピード復帰”となった。NHKの規定では、誕生した子が満2歳に達する日まで育児休業が取得可能だが、昨夏出産したとされる和久田アナは、約1年分の育休の権利を残しての仕事再開となる。

「働き方」も問われる時代で、今回の復帰は、本人の意思が尊重されてのことだが、同局の看板番組の1つである「ニュース7」に起用された背景には、優秀な人材を手放したくないという局の思惑もあるだろう。和久田アナ自身にとっても、大型番組のキャスター人事が行われる改編期が復帰のベストタイミングだったのかもしれない。

この日の会見では、新年度に「ニュース7」をリニューアルすることも発表された。番組のてこ入れとともに、和久田アナ登場の話題性も相まって、一段と注目度が増しそうだ。【遠藤尚子】