シンガー・ソングライター山下達郎(70)が18日、ニッポン放送オールナイトニッポン55周年記念「山下達郎と上柳昌彦のオールナイトニッポン」に出演した。KinKi Kidsのデビュー曲として楽曲提供した「硝子の少年」(97年)について、ジャニー喜多川さんとの“攻防秘話”を語った。

同曲は、シングルとアルバムをセットに同時発売という異例の形でリリースされた。達郎は「それじゃなきゃイヤだと言ったんです、ジャニーさんが」と懐かしそうに振り返った。

前提として「ジャニーさんは、かわいいやつはデビューさせたくないんです」とし、「キンキも、(アルバム1曲目の)『Kissからはじまるミステリー』でデビューのはずだったが、ジャニーさんがイヤだと言った。デビューさせたくないと。で、次に『硝子の少年』を書いて、それもイヤだと言って。アルバムでデビューさせたいと言うので、しょうがないのでアルバムとシングルを同一パッケージ仕様にして」。

ジャニーさんとの仕事は「攻防がいつもあるんです、僕だけじゃなく」とし「愛情の強さというかね、少年隊とかも、いつまでも手元に置きたいと」と懐かしんでいた。