俳優東出昌大(35)が8日放送のフジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)にVTR出演し、“ほぼ自給自足”の山ごもり生活をテレビで初公開した。約1年前から、人里離れた山に1人でこもって狩猟生活をしている。

VTR内で東出は青ビニールで覆われた山小屋内で「役者であることとか、変な話、芸能人と言われる人だという認識でこっちの人たちは僕のことを見てはいないので。だから普通にしてられる」と語り始めた。険しい雪山を書き分け、猟銃を持って鹿を追いかける姿が公開された。

小屋内にガスはなく、薪で火をおこす。棚には自分でつくった保存食があり、撮影スタッフに梅干しを振る舞った。冷凍庫には凍った「蜂の子」を撮影スタッフに勧め「いや大丈夫です」と断られ、「ウソ!?『食べます』の流れじゃん! おいテレビマン!」と和やかに談笑する場面もあった。

普段、肉を買うことはなく、自ら狩猟して自ら肉をさばく。実際にナイフでさばいているシーンもあり「タヌキ、キツネ、ハクビシン」などを食べているという。

20年1月、映画「寝ても覚めても」で共演した女優・唐田えりかとの不倫を報じられた当時を振り返り「記者さんに追いかけ回されるというのはいっぱいありましたね」と回想。自宅の前に立っている人を見かけ「家の前で迷ってらっしゃるのかなと思って。『どうなさいました?』って言ったら胸の中からパッとビデオカメラ出されて。『ワイドショーです』と言われたこともあったし」と続けてた。さらに「飲食店に入ってもあの人こっち見てるけど、記者なんじゃないかと疑心暗鬼になったり。後ろから人が歩いてたら記者なんじゃないかって」と振り返った。

今年の書き初めには「泰然」と記した。「落ち着いてて、あまり動じないこと。焦ったりとか、疑心暗鬼になったりとか、先々のことを変に悲観したり、不安に思ったりというのではなく、ゆったりとまず生きていられることに感謝。そういうことを思えているんですよ、今も割と。それを思い続けられる1年にしたいなと思って」と熱く語った。