韓国の13人組男性グループ、SEVENTEENが28日、東京ドームで、ファンミーティング「LOVE」の2日目公演を開催した。17~18日には京セラドーム大阪でも行っており、ファンミーティングとしては異例の4公演で約18万人を動員した。

4カ所に分かれたトロッコから登場すると、会場からは大歓声が。WOOZI(26)が「みんな大好きー!」とさけびながら、「Run To You」で幕を開けた。体調不良で前日の公演を欠席したS.COUPS(27)は「本当に会いたかったです。心配しないでください」と、CARAT(ファンの通称)を安心させた。

ライブではなく、ファンミーティングをドームで開催するのは異例とも言える。4月に韓国で発売した10枚目のミニアルバム「FML」は、K-POPアルバム初動販売量で歴代最高記録となる約455万枚を販売。世界的に人気を誇るSEVENTEENだからできることだ。THE 8(25)は「またここでファンミーティングができて、気分がすごくいいです。また良い思い出を作れたらうれしいです」と感謝した。DINO(24)は「CARATのために愛の力でいっぱいです」。JEONGHAN(27)は「今日は羊のヘアスタイルにしてみました」とキュートに紹介した。

ファンとの交流がはかれるファンミーティングは、メンバーもリラックスして、より素の表情が見られるのが特徴だ。テーマは「LOVE」で、DK(26)は「CARATの皆さんに愛をたくさんお伝えします。愛しています」。JOSHUA(27)は「本当に本当に会いたかったです」。HOSHI(26)は「今回はドームでファンミーティングができましたね。みなさんのおかげです。今日も美しくてすてきな姿を目に焼き付けておきます」と話した。

イベントは約3時間半で、「F*ck My Life」「My MY」をはじめ、スペシャルユニットBSSの「Fighting」など全10曲を披露した。「ハート獲得大作戦」などのゲームも行い、JUN(26)が総合1位に輝いた。JUNは「CARATの愛をたくさんいただけたからだと思います」と笑顔を見せた。

WONWOO(26)は「CARATのみなさんと一緒に遊んで、歌って、楽しい時間を過ごしながら、また新しい思い出が僕の心の1ページに刻まれました。今日の帰り道は多分、月がきれいですね」。VERNON(25)は「ここにいさせてくれてありがとうございます。これからももっと思い出を作っていきたいです。いつも元気でまた会いましょう。大好き」と呼びかけた。

SEUNGKWAN(25)は「CARATの側に、いつも幸せがあることを願っています。いつも元気で健康でいてください。この思い出を抱きしめながら、もっと幸せに生きていける気がします」と、言葉に力を込めた。MINGYU(26)は「ファンミーティングがドームでできて、幸せでした。すごく愛されていることを実感しています。みなさんにまだお返ししたいことが、たくさんあると思います。これからも良い姿をお見せしますので、ぜひ期待していてください。僕たちのさらに大きな夢を、一緒にかなえていきましょう。また会いましょう」と約束した。

イベントの最後には、9月から東京、埼玉、愛知、大阪、福岡でツアーの日本公演を行うことや、日本オリジナル曲や歴代ヒット曲の日本語バージョンが収録される予定の初の日本ベストアルバムを8月23日に発売することがサプライズで発表された。

昨年日本で発売したEPが、海外アーティストとしてBTS以来のミリオンを達成したグループが、今年も日本で躍動する。

◆SEVENTEEN(セブンティーン) 15年5月26日にミニアルバム「17CARAT」で韓国デビュー。「13人のメンバー+3つのチーム+1つのグループ=17」という意味が込められている。「VOCAL TEAM」「HIPHOP TEAM」「PERFORMANCE TEAM」の3チームで構成され、楽曲制作から振付に至までメンバー自らが携わっている。

16年8月に日本に初上陸し、18年上旬には10万人動員のコンサートツアーを開催し、同年5月に日本デビュー。昨年には、東名阪3都市で計6公演のドームツアーを開催し、計約27万人を動員した。11月には日本初EPを発売し、海外アーティストとしてはBTS以来のミリオンを達成した。昨年の「第64回日本レコード大賞」では「特別国際音楽賞」を受賞するなど、人気を博している。