俳優綱啓永(24)が、俳優杉野遥亮(27)が主演する7月期フジテレビ系連続ドラマ「ばらかもん」(水曜午後10時)にレギュラー出演することが7日、分かった。さらに豊嶋花(16)近藤華(15)山口香緒里(48)お笑いコンビ「ずん」飯尾和樹(54)もレギュラー出演し、初回放送は7月12日に決まった。

本作は日本有数の美しい海で知られる五島列島が舞台。書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの青年書道家・半田清舟(はんだ・せいしゅう/杉野遥亮)が五島列島で出会った琴石(こといし)なる(宮崎莉里沙)ら島民たちとの交流を通じ、書道家として、そして人間としても成長していくハートフル“島”コメディー。「ばらかもん」とは、五島列島の方言で“元気者”を意味する。

綱は、料理から島の子どもの世話まで何でもこなす高校三年生の木戸浩志(きど・ひろし)を演じる。だが、運動も勉強も全て平均レベルで通知表もオール3のため、両親からも凡人と言われているという役柄。“みんなの兄貴分”として島の子供たちの面倒を見ている浩志は、島に来た清舟のお世話も担当。誰もができるわけではない正しい行いを普通にできるところが長所で、たまにハイレベルな普通ぶりを発揮しては清舟を驚かせることもある。

出演にあたり、綱は「作品が決まるたびに毎回毎回うれしいという気持ちでいっぱいです。本作では、自然豊かな五島列島での撮影という喜びもありますし、今から本当に楽しみです。まずはとにかく楽しみながら撮影に臨みたいなと思います」とコメントした。

さらに「ハートフル“島”コメディーということで、見てくださる方にいい刺激を与えられたらいいなと思っています。浩志はみんなの兄貴的な存在なので、しっかり引っ張るところは引っ張って、頑張っていこうと思いますので、画面越しに楽しんでいただけるとうれしいです!」と語った。

豊嶋はボーイッシュで勝ち気なガキ大将キャラの中学2年生・山村美和(やまむら・みわ)を、近藤は漫画家を志し、悩めるオタク少女の中学2年生・新井珠子(あらい・たまこ)を、山口は浩志の母で清舟の世話を焼く、明るくておしゃべり好きな木戸朋子(きど・ともこ)を、飯尾は、笑顔を絶やさない親切な世話焼き郷長の木戸裕次郎(きど・ゆうじろう)を演じる。

原作は「ガンガンONLINE」、月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)にて2008年から2018年にかけて連載された同名コミック。全18巻という長期連載に加え、スピンオフ漫画(「はんだくん」全7巻)も発行されるほどの人気を誇り、シリーズ累計1000万部超えを果たした。2014年にはアニメ化、2016年にはスピンオフ漫画もアニメ化された人気作が、このたび、満を持してドラマ化される。

◆綱啓永(つな・けいと)1998年(平10)12月24日、千葉県生まれ。17年の「第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」には母親の友人の推薦で応募。グランプリ獲得後、芸能事務所20社の争奪戦の末、ワタナベエンターテインメント入りを決めた。18年TBS系連続ドラマ「文学処女」で俳優デビュー。舞台「エグ女」、TBS系ドラマ「ホームルーム」「君の花になる」、テレビ朝日系ドラマ「遺留捜査」などに出演。趣味はスノーボード、ギター、サックス。175センチ。血液型O。