宝塚歌劇団雪組の人気スター和希(かずき)そら主演のミュージカル「双曲線上のカルテ」が28日、大阪市北区のシアター・ドラマシティで開幕した。大阪公演は9月5日まで、日本青年館ホールでも9月11~19日に予定。和希にとっては22年「心中・恋の大和路」以来、2度目の東上主演作となった。
今作は、渡辺淳一氏の傑作医療小説「無影燈」をもとに、舞台をイタリアに移してミュージカル化。12年に早霧せいな主演で雪組公演として初演。今回は、監修・脚本に石田昌也氏、潤色・演出は樫畑亜依子氏が入り、再演された。
主人公は一流の腕を持つ外科医フェルナンド。歌、ダンス、芝居と3拍子そろう人気スターが、大学病院で将来を嘱望されつつも、エリートコースを捨て個人病院で働く医師を好演した。夜勤の最中に飲酒、多くの女性と浮名を流す一方で、患者への真摯な向き合い方から、彼の抱く「秘密」が明らかになっていく。
そんなフェルナンドに、次第に心を奪われていく看護師モニカは華純沙那(かすみ・さな)がふんした。フェルナンドの同僚医師、ランベルト・ヴァレンティーノ役の予定だった縣千(あがた・せん)は休演し、真ノ宮るいが代演。院長の愛人の息子で、物語の鍵を握る1人、アントニーオは102期生の咲城けいが演じた。
開幕前日の27日には、劇場で通し舞台稽古を行い、最終チェック。和希は「明日(28日初日)から精いっぱい頑張ります」と誓い、大阪・東京と続く主演公演をスタートさせた。



