渡辺謙(63)が、横浜流星(27)が主演する25年大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~(つたじゅうえいがのゆめばなし)」に出演することが5日、分かった。6度目の大河出演で、田沼意次を演じる。
1700年代の江戸を舞台に、“江戸のメディア王”と呼ばれる「蔦重」こと蔦屋重三郎の生涯を描く。渡辺は、横浜のほか新キャストとして発表された染谷将太(31)宮沢氷魚(29)片岡愛之助(51)と、同局で行われた会見に出席した。
オファーを受けた理由について「脚本が森下(佳子)先生と聞いて、『ごちそうさん』で娘がお世話になったので、ご恩返しがしたいと思った」と、娘で女優の杏(37)がヒロインを演じた13年の朝ドラ「ごちそうさん」の脚本を森下氏が手がけた縁に絡めてあいさつ。隣に並んだ染谷を見ると「染谷が(大河は)5度目なんだよな? 俺の年齢の半分なのに、5度もやってる。俺は6度目なのに」とぼやいて笑いを誘った。
制作陣から物語の展開を聞くと、賄賂のイメージが強い意次に新たな発見があり「幕藩体制とは違う経済を主にした国にするんだ、先見性を持っていろんな人に話を聞いていたと。『おぬしも悪よのう』という人物像を払拭していけたら」。作品については「メディアが分散して配信が盛んになる中で、大河は良くも悪くも話題になる。『てやんでいべらぼうめい!』という感じで、1年間走りたい」と意気込んだ。
渡辺は足軽の身分から大名に成り上がった老中・田沼意次、染谷は蔦重の生涯の友となる天才絵師・喜多川歌麿、宮沢は意次の才色兼備の後継者・田沼意知、愛之助は蔦重の師匠で、のちのライバルとなる黄表紙の生みの親・鱗形屋孫兵衛を演じる。それぞれが蔦重の人生に大きな影響を与える役柄として登場する。
出版を生業とし、喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴らを見いだした蔦屋重三郎の物語。脚本は森下佳子氏が手がける。



