テレビ東京は26日、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の創業者ジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題を受け、局としての検証番組「ジャニー喜多川氏の性加害問題~検証報告と今後の対応について~」を放送した。

番組冒頭で、旧ジャニーズ事務所の「外部専門会による再発防止特別チーム」が8月29日に、調査報告書を公表し「マスメディアの沈黙」を問題点としたことを受け、テレビ東京ホールディングス(HD)が「放送」「制作」「編成」部門の現役社員と元社員を合わせた134人を対象に調査を実施したと説明した。検証結果については、調査コメントを紹介する形で発表した。

3月に英BBCがジャニー氏の性加害疑惑について報道し、4月にカウアン・オカモトさんが被害者として実名顔出しで会見した。BBCの報道後もすぐにテレ東として報道しなかったことについて「テレビ東京として、被害者を特定できていない、事実確認できていない内容は報道すべきではないと考えた」(報道局員)「BBCの報道当時、これほど被害者がいるとは想像できなかった。男性への性加害に対する認識、人権への問題意識も足りなかった」(報道局員)といったコメントを紹介した。

また「(ジャニーズ事務所に)所属する有名タレントが逮捕された際に警察署に行ったら、入口でジャニーズ事務所の幹部とみられる男性から『名刺をよこせ。あとで会社に伝えるからな』と威圧された。上司に相談したら『気にしなくていいから』と言われ、取材を続けて報道しました」(元報道局員)と旧ジャニーズ事務所から圧力があったというコメントも紹介された。

検証番組は午後5時5分から同20分までの枠で放送され、TBS系生特番「プロ野球ドラフト会議2023」(午後4時40分)のウラでの放送となった。