TBSが10日、2023年度第2四半期決算リモート会見を行った。

社会現象にもなった、堺雅人主演の同局系連続ドラマ日曜劇場「VIVANT」について「別班饅頭が非常に売れています」とコメントした。

メディア・コンテンツ事業では、放送収入の減収を配信がカバー。「世界陸上2023 ブダペスト」や「アジア大会 中国・杭州」のセールスも貢献した。

「VIVANT」について、玄馬康志執行役員は「配信は過去最高の5000万の再生回数だと聞いております。別班饅頭が非常に売れています」とした。財務戦略責任者の河合俊明代表取締役は別班饅頭を購入したといい「なかなか手に入らない、希少価値の高いもの。今後のグッズ展開も期待できる」とした上で、「イベントを行ったり、配信で再生回数があったりと、今までと違ったパターンの収入を得ている」とコメントした。

玄馬執行役員は同ドラマの売上高は「現時点ではトータルがこれまでのドラマと比較して最高とは言えない」とした上で「記憶にある中では、『花より男子』『ROOKIES』などDVDがたくさん売れた時代があって、放送以外のコンテンツで下支えしていただいた。(今後は)配信、イベント、グッズ、DVDと一つのコンテンツをマルチユース出来る、ライフタイムバリューを目指していきたい」と話した。

TBSホールディングスの決算は、売上高約1908億円(前年比6・7%増)、営業利益約87億円(同13・5%減)、経常利益約162億円(同4・6%減)、当期純利益約982億円(同7・0%増)。