「かわいさ満点でしたね」。思わず、帰り道にカメラマンと口をそろえた。

先日、TBS系連続ドラマ日曜劇場「下剋上球児」(日曜午後9時)第5話に出演した、女優新井美羽(17)をインタビューした。芸歴15年目の女優としてのしっかりした一面と、女子高生らしさ、両方を見せてくれた。

「下剋上-」では主演の鈴木亮平(40)とは、NHK連続テレビ小説「花子とアン」以来、約10年ぶりの共演となった。「まず日曜劇場がうれしくて。鈴木さんとも共演できることが楽しみでした。(前回は)まだ7、8歳だったので、前室であや取りをしてもらいました。メーク中に『何歳になったの? もうそんなにたったんだね』と言われました」。

子役時代の話を聞くと、どれもかわいい思い出ばかり。初めて現場で会った女優は北川景子だったと明かし「どんな控室だったかまで覚えていて。すごくきれいな人がいる! って話をしました」。

今まで一番楽しかった現場は映画「DTC-湯けむり純情篇-from HiGH&LOW」の撮影現場で今でも夢に出てくるという。「結構長い撮影だったんですけど、かわいいドレスを着てオープンカーに乗って、海の前を走って歌うことがあって、その撮影が超楽しかったこと。小学生の時だったので、山下健二郎さん、佐藤寛太さん、佐藤大樹さんが勉強を教えてくれる係、ゲーム係、お話をしてくれる係になってくれて楽しかったです」と話すなど、取材場所に居合わせた誰もが「かわいい」と声を出すエピソードを語ってくれた。

かわいらしいと思う一方、2歳で子役として事務所に入り、17歳にして芸歴は15年を数える。記者より働いている年数は多い。お芝居の楽しさについてこう話した。

「私は人よりもいろんな体験をしたい。1人の人生を歩むんじゃなくて、何百人もの人生を死ぬまでに体験したい。それを出来るのは女優さんだけだと思っているんです。それが楽しいのと、現場に行くこともお芝居のレッスンも、毎回自分の知らなかったことを知る度にワクワクします」。

学校との両立にも「高校生活は最大限充実させたいし、どっちかだけというのは嫌なので、高校生も仕事も怠りたくない。自分の中で両立できているという状態を保ちたいです」と心境を明かし、「中学高校に入ってからは勉強についていくのも大変。でも周りの皆が助けてくれたり、先生も理解のある方なので、ギリギリを助けてもらいながら頑張っています」と真剣なまなざしだった。

高校ではダンス部に夢中。「ダンス部のティックトックを撮影するのにハマっています。うまい子がいっぱい入って、みんなに火が付いて夏の大きな大会に向けて皆それに向かって頑張って、賞をとることも出来ました」。女優としての夢は「目標はいっぱいあるんですけど、それを夢にしたら終わっちゃうじゃないですか。それが悲しくて…。だから一生追いかけ続ける夢を探し中です」。かわいらしさの中にも、女優としての芯の強さがあった。

インタビュー後、関係者と一緒にエレベーター先で「ありがとうございます」と見送りまでしてくれた。記者は帰路でしっかり新井のインスタグラムをフォロー。一瞬でとりこになってしまった。【加藤理沙】