爆笑問題太田光(58)が28日、MCを務めるTBS系「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)に出演した。

ダウンタウン松本人志(60)が自身の2015年の一般女性への性的行為強要疑惑を報じた「週刊文春」を発行する文芸春秋などを提訴した件をめぐりコメントした。

太田は、文春に証言記事が掲載されている女性らについて「証言している女性たちは、別に松本さんを『犯罪者だ』って告発しているんじゃなくて、こういうことがあって、過去にこういう風に言われた、それが自分の中で傷として残っている」と指摘。「それは松本さんは意識していないかもしれないけど『私はあれは傷ついたんですよ』ってことを今まで言える状態じゃなかった。だけど、あれは傷だよね、って思ってくれる社会になってもらえたら、自分も『ああ、あれは傷だったんだ』って。そのことが彼女たちにとってはいちばんのことで、彼女たちは松本さんをコテンパンにやっつけて立ち直れない打撃を与えようとしてるんじゃないような気がする」と、持論を口にした。

松本は、文芸春秋などに対し名誉毀損(きそん)に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復を求めて提訴。一方の文春は松本への告発記事を4週連続で掲載している。

報道をめぐっては、今月8日に吉本が「さまざまな記事と対峙(たいじ)して、裁判に注力したい」という松本の意向を受けて、松本の活動休止を発表。今後の裁判について代理人は「記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」とした。

一方、文春側は同社サイトで「週刊文春」編集部のコメントを発表。「一連の記事には十分に自信を持っています。現在も新たな告発者の方々のお話をうかがい、慎重に裏付け取材をしております。提訴によって委縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば、これまで通り報じてまいります」としている。