オリエンタルラジオ藤森慎吾(40)が28日、TBS系「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)に出演。ダウンタウン松本人志(60)が自身の2015年の一般女性への性的行為強要疑惑を報じた「週刊文春」を発行する文芸春秋などを提訴した件について、コメントした。

MCの爆笑問題田中裕二(59)から「慎吾は元吉本芸人ですけど、今回の問題、ぶっちゃけどういう風に見てます?」と問われた藤森は「裁判の経過に関しては見守るしかできないと思いますけど、僕としては裁判の結果以前に、こういうことが起きてしまった大きな要因の1つとしては、常習化していたこういう遊びが、不誠実で少しカッコ悪い部分があったな、とよく思います」と口にした。

さらに「僕もさんざん遊んできて、ということもありますし…」と話し、田中に「思ったほどチャラ男じゃないね」と指摘されると、「いやいやいやいやいや」と照れながら「それこそ文春の記事に載ったこともあった。そういう中で気付かされたこともあるし、僕も仕事が調子よくて、人気者だと勘違いして、女性に対しておごりがあったりとか、認識の甘さ、みたいのが実際あったなと思うところもある」と話した。

その上で「こう、だんだん気付かず、まひして、大きくなって、こういう形で露見してしまったのかなぁと思う」と述べ「芸人全体に言える、いや全体というか、そう人たちも一部いるとは思うので、意識をしっかりとここで変えていかなきゃいけないし、立場だったり、権力が大きくなればなるほど、それに伴う責任をしっかりと認めて、自分をより律していく行動が大事なのかなぁと思いました」と、正面を見据えた。

松本は、文芸春秋などに対し名誉毀損(きそん)に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復を求めて提訴。一方の文春は松本への告発記事を4週連続で掲載している。

報道をめぐっては、今月8日に吉本が「さまざまな記事と対峙(たいじ)して、裁判に注力したい」という松本の意向を受けて、松本の活動休止を発表していた。今後の裁判について代理人は「記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」とした。一方、文春側は同社サイトで「週刊文春」編集部のコメントを発表。「一連の記事には十分に自信を持っています。現在も新たな告発者の方々のお話をうかがい、慎重に裏付け取材をしております。提訴によって委縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば、これまで通り報じてまいります」としている。