昨年全米ツアーを大盛況のうちに終えた韓国の6人組ガールズグループ、PURPLE K!SS(パープルキス)が28日、東京・豊洲PITで、ツアー「FESTA」日本公演を開催した。

1stシングル「FESTA」を携え、昨年10月からボストンやロサンゼルスなど全米17都市でツアーを展開。満を持して開催された日本公演で、紫色のペンライトカラーに照らされ登場した6人は「Bye Bye Bully」「Nerdy」を立て続けに披露。クールなパフォーマンスで会場を魅了した。

メンバーらは日本語のMCにも積極的に挑戦し、会場を盛り上げた。ナ・ゴウン(24)は「韓国のライブにも日本からPLORY(ファンの愛称)の皆さんが来てくれてとてもありがたかったです。今度は私たちが来ました!」と笑顔であいさつ。ドシ(23)は「日本語の看板を少し読めるようになりました!」と胸を張った。イレ(21)は得意のピカチュウのモノマネをキュートに披露。巻き込まれたユキ(21)とチェイン(21)もピカチュウに挑戦し、会場を沸かせた。

ファンから寄せられた質問に答えるコーナーで、好きな日本のお菓子を聞かれたチェインは「たくさんあります。昨日新しいお菓子を見つけたんです!」とにっこり。「アルフォートの発酵バター味。コンビニでそれが一番売れてました。とってもおいしかった」と笑顔で明かした。ナ・ゴウンはいもけんぴがお気に入りだといい「めっちゃおいしくて。お母さんとお父さんにもあげたいと思ってたくさん買いました」と話した。

ユニット曲や、日本人メンバーのユキが作詞した初の日本オリジナル楽曲「トナリ」など約2時間で16曲を披露。ユキは「今年絶対日本でのカムバ(新曲や新アルバムのリリース)をしたい。一生懸命がんばります!」と決意表明。イレも「新しい日本語の曲を出して会える機会を(作りたい)」。スアン(20)は「今年も私たち、幸せな気持ちで過ごしましょう!」と呼びかけた。アンコールでは客席降りでファンと交流し、最後まで笑顔の絶えないライブとなった。

同グループは、「MAMAMOO」(ママム)の妹グループとして21年3月に韓国デビュー。22年9月にはグループで初来日し、ライブを開催した。23年3月にミニアルバム「DEAR VIOLET」を発売し日本デビュー。グループ名は造語で、「紫色のように多様な音楽で多くの人に愛を伝える」という意味が込められている。【玉利朱音】