川口春奈(29)が4月期のTBS系連続ドラマ「9ボーダー」(ナインボーダー、金曜午後10時)で主演を務めることが19日、発表された。同局ドラマには、21年放送の火曜ドラマ「着飾る恋には理由があって」で主演を努めて以来3年ぶり、金曜ドラマでは初主演を果たす。

同作は「下剋上球児」「最愛」などを手がけた新井順子プロデューサー、「恋はつづくよどこまでも」などを手がけ金子ありさ氏が脚本を務める。川口が主演を務めた「着飾る-」でもタッグを組んだ2人が3年ぶりに再ダッグを組む。

19歳、29歳、39歳と、いわゆる「大台」を迎える前のラストイヤー=「9ボーダー」真っただ中の3姉妹が、父の突然の失踪を機に1つ屋根の下に集結。「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の3つのLをテーマに、焦りを抱え幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進む姿を、完全オリジナルで描く、ヒューマンラブストーリー。ボーダー世代3姉妹は29歳の主人公・大庭七苗を川口、39歳の長女・成澤六月を木南晴夏(38)、19歳の三女・大庭八海を畑芽育(21)が務める。

自身も今年29歳になる、川口は「19歳も29歳も大きな節目の年にはなると思います。演じる七苗というキャラクターも、あまり気にせず仕事をしたりしているけど30歳が迫って。20代も終わっちゃうんだっていう何ともいえない気持ちはあるな、ぐらいで。周りの友達とか環境もライフステージが変わったりしていろんな変化がある中で、感慨深いなっていう感じではあります」。

畑も「小さい頃から仕事をしてきて、どのタイミングで子役から俳優という肩書に変わるのだろうという悩みを、19歳の頃に抱えていました。20歳になったら周りの役者さんたちに仲間入りできるような気がして、早く20代になりたいという気持ちと、19歳という10代特有の気持ちが、せめぎ合っていたような思い出があります」とした。

木南は川口、畑との初共演に「川口さんとはすごく昔に同じドラマに出ていたことがあって。一緒のシーンはなかったと思いますが、そのとき川口さんは高校生ぐらいだったから、大人になったなという印象です。畑さんとは初めましてでしたが、かわいらしいけどしっかりしていそうだなと感じました」とコメントした。