女優の浅丘ルリ子(83)が映画全盛期の代表作上映会とトークショーを開催することになり、5日、都内で会見した。

作品は石原裕次郎と共演した「銀座の恋の物語」「憎いあンちくしょう」(ともに62年)岸洋子の名曲をモチーフにした「夜明けのうた」(65年)三島由紀夫原作の「愛の渇き」(67年)の4本。

「いつも台本4冊くらい持っている忙しい時代でした。撮影が終わると(撮影所がある)調布からみんなで銀座に行って…。最後まで飲んで、翌日いつも遅れてくるのが裕ちゃんと(小林)旭さん。私も忍耐強い方ですが、最後は私も『いいかげんにしてっ!』ってなりましたね」

今回の上映作の監督で縁の深かった蔵原惟繕監督について「抑える表情とか、一から教わりました。改めて『銀座の-』を観て、自分が演じた女性に思わず感情移入してしまいました。記憶喪失で裕ちゃん演じる主人公を忘れちゃうんですけど、『早く思い出してえ!』なんて。ホント、いい映画だったんですね」。

撮影のために10日間で運転免許を取ったという「憎いあンちくしょう」では苦いエピソードも。

「ただでさえ慣れないのにスポーツカーですから、どこに何があるんだか全然分からない。車が止まらなくてカメラマンさんにぶつかって目のところにアザを作っちゃたり…。撮影が終わったときは、車は見るのもいやになりましたね」

前夫、石坂浩二についても明かした。

「私の調布の家は撮影後に俳優さんたちのたまり場みたいになっていました。父も母も喜んで面倒見てくれたんです。その中に石坂浩二さんもいらっしゃって。ある日『じゃあ、僕はご両親にあいさつしてくるかな』って。それが結婚の話だったんですね。彼のことはまったくめんどうみてあげられなくて、仕事ばっかりしていたので短くおわりましたけどね」

「1960年代 日活映画☆浅丘ルリ子」と題したイベントは、5月13、14日東京・有楽町の「I,M A SHOW」で。