上方落語協会の次期会長候補者選挙が28日、大阪市の天満天神繁昌亭で行われた。18年に勇退を宣言した前会長の桂文枝(83)と接戦の末に、現会長の笑福亭仁智(73)が候補者に選ばれた。任期は2年。5月下旬に行われる理事会で正式に承認される見通しで、会長職は5期目を迎える。

候補者選挙は約280人を擁する上方落語協会の会員によって非公開で行われた。出席者によると、接戦で仁智が選ばれたという。選挙は約1時間半行われ、仁智は開始から40分ほどたった頃に仕事のため、“早退”。「正式な発表は後日、協会の方からさせていただきます」と多くは語らなかった。

文枝は03年に会長に就任。06年の天満天神繁昌亭や18年の神戸新開地・喜楽館の開場に尽力した。関係者によると、京都に劇場を作ることに意欲を燃やしていた。

仁智はその後を受け、18年に会長に就任。コロナ禍からの立て直しなどに手腕を振るっている。