キャスター小林麻央(26)を起用した厚生労働省の「労働保険適用促進月間」の啓発ポスターが、インターネットの「Yahoo!オークション」に出品されていたことが15日分かった。

 ポスターは各地の労働局や労働基準監督署、経済団体などに配布された。配布先などから流出した疑いもあり、厚労省労働保険徴収課は「目的外の使用で遺憾。調査を進め再発防止に努めたい」と説明している。

 厚労省によると、出品されていたのは、小林が、経営者に従業員を労災保険と雇用保険に加入させるよう促すポスター。北海道、長野、福岡から計3件出品され、価格は300-1000円だった。

 「クイズに答えてプレゼント」とうたい、2種類計20枚の無料配布を告知したものもあった。

 厚労省はオークションを運営するヤフー(東京)に、出品者に関する情報の提供を申し入れた。ヤフー広報は「捜査機関からの要請以外では、出品者情報は開示していない」としている。