東京拘置所から保釈された俳優押尾学被告(32)が、保釈当日の4日に都内の実家に帰宅していたことが6日、分かった。当日は実家周辺に報道陣が殺到したため、帰宅しない方向だと弁護団から発表があり、都内のホテルに宿泊したとみられていたが、状況が落ち着いたころ合いを見て帰宅したようだ。同被告に近い関係者は「保釈当日に家に戻っていました」と明かした。10カ月ぶりに保釈された同被告は静養しており「体調も良く、のびのびしてます」と語っているという。

 また、保釈後に押尾被告の名前を語ったツィッターがいくつも登場した。押尾被告は、それらについて「ツィッターはやっていない」と完全否定した。弁護団も「控訴審を前に誤解を招くようであれば、警察に行ってやめさせるよう措置を取ります」と憤っている。

 弁護団は6日に今後の方向性について話し合いを行った。その中で押尾被告と合成麻薬MDMAをのんで亡くなった、田中香織さん(享年30)の遺族に対し、話し合いを申し出る方針を決めた。

 [2010年10月7日10時28分]ソーシャルブックマーク