お笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(40)が、過去に領土問題に関する発言がきっかけとなって番組を降板させられていたことを、1日放送のインターネット報道番組「ニューズオプエド」内で明かした。

 この日の放送ではテレビの自主規制をテーマにトークを展開。田村は現在のテレビを取り巻く現状について、自主規制をすることでどんどん表現の幅が狭くなってしまっており、面白くなくなっていると指摘。「めちゃめちゃ言葉選んでますから」と、田村自身、発言には気を使わざるを得ない状況らしく、「本当はココまで言っていいのに、怒られるから言わないでおこう、っていうのがここ10年くらい癖になっちゃって。だから(自主規制のゆるい)MXテレビとかに出ると、『あ、こんな表現してよかったんだよね』って、イキイキとする」と語った。

 自主規制によってどんどんテレビが窮屈なものになっていると訴える田村。実際に自身の発言によって仕事を失う憂き目にもあったという。「領土問題とか言っちゃうと、仕事にはすぐに影響します」と田村は、自身がTwitterで、韓国との間で争点となっている竹島問題について「国際司法裁判所で争うのが一番良いんじゃないの」といった趣旨のツイートを投稿したところ、決まっていたレギュラー番組の話がなくなったことを明かした。

 「(その番組には)韓国側のスポンサーがついているから、『こんなやつをMCとして使えない』と言われて」と、降板の経緯を明かした田村。自身は「どうぞどうぞ、そんなことならオレだって番組やりたくないし(笑)」と、当時の心境を振り返ったが、「でもこれって、仕事がなくなることを恐怖だと思っている人は発言を控えるな」と、自主規制が厳しくなる現状を分析した。