男性のDJポリスが16日夜、神宮外苑花火大会(日刊スポーツ新聞社主催)に現れた。

 秩父宮ラグビー場の入り口で、指揮車の上からハンドマイクを使い巧みなトークで笑いも誘いながら、あふれかえる帰宅者を誘導した。

 お祭りの後の混乱を心配してか「家に帰るまで花火大会です」。最寄駅の外苑前が多くの人であふれていると「花火の余韻に浸りながら、1つ先の駅まで歩いてみてはいかがでしょうか」と、ロマンチックに勧めた。

 あまりの面白さに、多くの人からカメラを向けられると「止まられてカメラを向けられても、会場のアーティストのように私は歌うことはできません」。その瞬間、前に進むのもやっとなほど人が密集していたが、沿道は爆笑に包まれた。

 またDJポリスの隣には、女性の警察官がいたが「私があまり注目されると、プレッシャーになって、まだデビューしていない彼女が話すことができません」と気遣っていた。妙話が功を奏したこもあってか、大きな混乱は起こらなかった。