女優木村佳乃(38)が23日、公開中の映画「それでも夜は明ける」のトークショーに、来日したスティーブ・マックイーン監督(44)と出席した。

 平和な生活から突然、連れ去られ、約12年も奴隷生活を強いられるアフリカ系米国人の回想録で、今年のアカデミー賞で作品賞など3部門を受賞した話題作。作品の大ファンという木村は、監督に熱い思いをぶつけまくった。

 親子が引き裂かれるシーンについては、夫の東山紀之(47)との間に2女をもうけていることもあり、「私も2児の母なので、胸が張り裂ける思いだった」と打ち明けた。

 マックイーン監督は、08年に木村が出演し、カンヌ映画祭に出品された「ブランドネス」を見ており、「あの方だと思った」と思い出したという。ともにロンドン生まれということもあり、意気投合。木村が「いつかオーディションを受けさせて下さい」とアタックすると、「世辞を言わない人として有名」と自称する同監督から「オーディションなんていらないよ」と快諾され、うれしそうだった。