女優能年玲奈(21)が18日、主演映画「海月(くらげ)姫」(12月27日公開、川村泰祐監督)の都内で行われたワールドプレミアに出席した。

 くらげをイメージした純白のロングドレス姿で、「今日だけの特別衣装です」。くらげオタクでファッションにうとい女子役。女装好きの男を演じた菅田将暉(21)に対し、「お肌のケアも抜かりなかった。私はスエットからスエットに着替え、まゆ毛ほったらかし。女性として見習わなくちゃ」と感心していた。太田莉菜(26)も「菅田君が美しくつくられていく中、私はメークも着替えも一瞬。ごめんねというくらい。そんな毎朝でした」と振り返った。

 菅田は役作りの徹底ぶりを明かした。「女装をいたしまして、頑張りました。毛も剃り、エステにも通い、骨格矯正、(美脚靴下の)メディキュットも履き、ヒールも履きました」。一方で、ポータルサイトのトップページに女装の記事が上がったのを見て、複雑な気持ちになったという。「女装でトップか。すごい世の中だなと。他に何かなかったのかな」。

 能年以外にも、片瀬那奈(33)の青いシースルーのドレスなど、登壇者全員がくらげをドレスコードにして着飾っていた。おしゃれに無頓着な劇中とは対照的で、ステージは華やかな雰囲気に彩られていた。

 ほか長谷川博己(37)アジアン馬場園梓(33)篠原ともえ(35)速水もこみち(30)原作者の東村アキコ氏(39)、川村監督らが登壇した。