女優鈴木京香(40)がTBS系ドラマ「SCANDAL(スキャンダル)」(10月19日スタート、日曜午後9時)で、03年1月期の「熱烈的中華飯店」(フジテレビ)以来、約6年ぶりに連ドラ主演する。最近の仕事は映画がメーン。「血と骨」では05年日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得、大きな勲章をさげてドラマ現場に帰ってくる。TBS生野慈朗プロデューサーは「演技力に洗練さ、美しさとかわいらしさを兼ね備える」と、三顧の礼で迎えた。

 同ドラマでは、実年齢と同じ40歳の専業主婦を演じる。理想的な円満家庭を築いたかにみえるが、実は…、という今年のドラマで、はやりの“惑うアラフォー”役だ。

 取り巻く共演陣も豪華。50代代表に桃井かおり、30代は長谷川京子、20代に吹石一恵をキャスティング。生野氏は「各年代で今、最も輝いている女優さんたちを集められた」。

 20~30代は健康美が持ち味だった鈴木も、今回はアラフォーの代表。「華麗なる一族」の愛人役で見せた妖艶(ようえん)な色気が板に付く年ごろ。桃井、ハセキョーらの強力なライバルとのガチンコ勝負に、早くも女優魂が燃え始めている。