押尾学容疑者(31)が合成麻薬MDMAを使用したとして逮捕された事件で、東京・六本木ヒルズのマンション内で遺体で見つかった知人女性(享年31)の通夜が5日、故郷の岐阜県内で営まれた。遺体は急きょ上京した家族によって引き取られていた。関係者によると、変わり果てた姿に対面した家族や友人は泣き崩れたという。通夜には親族、友人が参列。押尾容疑者が所属したエイベックスから担当マネジャーも参列したようだ。

 女性は東京・銀座の高級クラブに勤める人気ホステスだった。20代前半で岐阜県から上京後、新宿・歌舞伎町のキャバクラに勤務し、最近は銀座で働いていた。関係者によると、女性は長身のスレンダー美人。性格はサバサバしており、姉御肌的な一面も持つなど、客や同僚ホステスからも評判が高かった。人気ぶりをテレビ番組で紹介されたこともあった。

 押尾容疑者とは女性が勤務する銀座のクラブで知り合った。同容疑者は関係者に連れられて来店することが多く、通ううちに急接近したものとみられる。

 勤務先のクラブはこの日も通常通り営業した。関係者は、亡くなった女性について取材に応じなかった。6日午前に葬儀・告別式が営まれる。

 [2009年8月6日8時54分

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