韓国のアイドルグループU-KISSで活躍し、その後脱退したキボム(20)が、アレンの名でソロになり日本で再始動することが26日、分かった。10月には舞台「絆2011

 少年よ大紙を抱け!」で本格俳優デビューする。それに先立ち、9月には音楽イベントで司会(MC)デビューするなど、マルチに活動する予定だ。アレンは「日本で俳優、歌手、MC、作曲…といろいろなことをしたい。『万能エンターテイナー』として活躍していきたい」と目を輝かせた。

 アレンは本名のキボムで活動していた韓国のアイドルグループU-KISSを今年2月に脱退した。今後は日本で、アレンの名でソロとして再始動することになった。

 アイドル時代につちかった歌やダンスは得意。日本語だけでなく英語も堪能だ。アレンとして、10月20日から始まる舞台「絆2011

 少年よ大紙を抱け!」で初のミュージカルに挑み、本格俳優デビューする。メーン役の1人としてイケメン高校生役を演じる。

 役柄と同じはかま姿になったアレンは「気持ちいいな~。かっこよくなっちゃった気分。日本にもっと近づいた感じです」とノリノリ。「ミュージカルや俳優は初めてですけど、本当の自分を見せたい。仲間が増えるので、日本の俳優との共演が楽しみです」と意気込みをみせた。

 舞台前の9月10日には鹿児島で開かれる「K-POP

 MUSIC

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 2011

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 KAGOSHIMA」で司会デビューも飾る。アレンが目指すのは何でもできる「万能エンターテイナー」だ。「俳優、歌手、MC、作曲…いろんなことを日本でしたい。やりたいことは絶対やります。万能エンターテイナー、できます!」と笑顔で前を見つめた。

 流ちょうな日本語は日本のドラマ、映画、アニメを見たり、日本人と積極的に会話しながら「楽しみながら自然に覚えたんです」というから吸収も早い。

 兄のキム・ヒョンジュン(通称マンネ)は韓国の人気グループSS501のメンバー。アレンはU-KISS脱退後、兄とともにキャラクター会社を設立したほど仲がいい。アレンは「お兄さんはいつも僕のことを心配してくれる、優しい人。いつか兄弟でアルバムを作ったり、一緒にやりたいですね」と夢も語った。

 日本のファンには「日本の人たちとも心と心が通じ合えるように、日本語や日本文化を全部勉強しますので、みなさんも僕のことをもっとよく知ってくれるとうれしいです」とメッセージを送った。

 ◆アレン

 本名キム・キボム。1990年12月29日、韓国生まれ。07年から韓国のグループ、XINGのメンバーとして活動。08年からU-KISSで「キボム」としてボーカル、ラップを担当し人気に。今年2月脱退。特技は作曲、ピアノ、日本語、英語など。身長179センチ、体重65キロ。