嵐の相葉雅紀(29)が医師役に初挑戦する。来年1月期のフジテレビ系連続ドラマ「ラストホープ」(火曜午後9時)に主演することが30日、分かった。

 ドラマは先進医療センターが舞台で、年齢、キャリアが異なる各分野の医師で結成された医療チームメンバーの群像劇。謎めいた過去が複雑に絡み合うサスペンス要素を織り込みながら、医師らが悩みながら成長していく姿を描くヒューマンドラマとして描かれる。上戸彩主演のフジテレビ系連続ドラマ「絶対零度」シリーズなどを手掛けた浜田秀哉氏が脚本を書き下ろした。

 相葉は内科医を演じる。父親が経営する診療所の医師だったが、父親の勧めで大学の先進医療センターに勤務することに。聴診器で聞く心音から、あらゆる症状を見立てる診断のプロを演じる。関係者によると、相葉は既に徐々に役作りを始めており、医師として自然な動作を身に付けるべく、スタッフからは聴診器を渡された。また、内科医の診察見学も行っている。

 日本医学界では、京大教授・山中伸弥氏のノーベル医学生理学賞受賞が決定し、同氏が開発したiPS細胞研究を始め、再生医療などの最先端医療が注目を集めている。相葉もその状況を意識し、「山中教授のノーベル賞受賞で話題の『最先端医療』を駆使して、患者さんと向き合っていく、医師たちの群像劇です!

 まさかの医師役です」と、興奮気味にコメントを寄せた。

 相葉の同僚の救命医を多部未華子が演じるほか、田辺誠一、北村有起哉、桜庭ななみ、平田満、高嶋政宏、小日向文世が出演する。