武田鉄矢(63)が10日、都内で行われたセンター試験直前の受験生激励イベント「マルちゃん

 がんばれ!

 受験生

 応援会2013」(東洋水産主催)にゲスト出演した。ドラマの当たり役、金八先生さながらに受験生の悩みを聞き、人生に役立つアドバイスを伝授するイベント。「海援隊」の中牟田俊男と千葉和臣も駆けつけ、「スタートライン」「贈る言葉」の2曲を披露した。

 壇上に立った武田は、すっかり金八先生だった。身ぶり手ぶりを交え、人生訓を伝えた。黒板に「思」と書くと、「思い詰めると、角が生えて鬼となる」。吉田松陰が欧米の知識を吸収するため、ペリー提督の黒船に乗り込んだエピソードを紹介しながら「日本は勉強しようと思った時、学びの姿勢に入った時に最強の国となる」と言って受験生を激励した。

 質問コーナーでは、「周囲の期待が重い」と悩む受験生に、「背負っていくしかね~ぜ。自分の勝ち始めは1度負けてからだった」と励ました。また「金八先生以上の先生になりたい」という受験生には、「すごい先生を知っている先生が一番すごいんです。将来先生となったら(すごい先生が)金八先生と言いなさいよ」と笑った。

 最後に、海援隊の大ヒット曲「贈る言葉」が、自身の実体験の失恋ソングだったことも告白。「博多の天神でした。彼女の別れの言葉は『大きい声出すよ』。怒って去ってゆく姿を泣きながら見てた。そんな非常に惨めな恋が、ミリオンセラーの歌詞になってしまいました」と話して爆笑を誘っていた。