245回目の英国ダービーが現地6月1日(土)にエプソムダウンズ競馬場で行われます。

今年のダービーは16頭立てになりました。

1番人気は昨年の全欧2歳牡馬チャンピオンでG1英2000ギニー(芝直線1600メートル、ニューマーケット)の9着からここに臨むシティーオブトロイ(牡、父ジャスティファイ)です。英2000ギニーは見せ場もなく終わりましたが、エイダン・オブライエン調教師の強気発言も手伝って前売りオッズは5・0~5・5倍。近親に英オークス馬フォーエバートゥギャザーを持つ血統的背景と、昨年もオーギュストロダンを英2000ギニー惨敗からよみがえらせた手腕が高く評価されているようです。父は米3冠馬。距離克服が最大の鍵になりそうです。


シティーオブトロイと差のない2番手グループには3頭が並んでいます。


ロサンゼルス(牡、父キャメロット)は今年、3頭を送り出すエイダン・オブライエン厩舎の2番手候補。昨年はともに重い馬場で行われたデビュー戦とG1クリテリウムドサンクルー(芝2000メートル、サンクルー)を連勝。今年は5月12日に行われた愛ダービートライアルS(G3、芝2000メートル、レパーズタウン)を直線入口先頭から押し切って優勝、デビューから無傷の3連勝で大一番に向かいます。父は英愛ダービー馬のキャメロット、近親には仏ダービー馬アナバーブルーがいます。


アンビエントフレンドリー(牡、父グレンイーグルス)は4戦2勝。2歳時は2戦目の英オータムS(G3、芝1600メートル、ニューマーケット)で後述のアンシエントウィズダムの3着し、今年2戦目となった英ダービートライアルS(L、芝2320メートル、リングフィールド)を直線大外から一気に差しきって優勝、後続に4馬身半差をつけました。父のグレンイーグルスは英愛2000ギニー馬。


アンシエントウィズダム(牡、父ドバウィ)は“ゴドルフィン”が送るダービー候補です。2歳時は5戦3勝、秋の英オータムSとG1フューチュリティトロフィーS(芝1600メートル、ドンカスター)を連勝しました。今シーズンは5月16日のダンテS(G2、芝2050メートル、ヨーク)で始動、ここは伏兵エコノミクスに6馬身差の2着でした。近親にG1だけで14勝した名牝ゴルディコヴァ。ゴドルフィンがせりで200万ユーロ(約3億4000万円)を投じて落札した高馬です。


勝ち馬はこれらの人気馬の中から出る可能性が高そうですが、穴っぽいのは先週のG1愛2000ギニーをロサリオンで制して勢いに乗るリチャード・ハノン厩舎のヴォイッジ(牡、父ゴールデンホーン)でしょう。4月19日にニューベリー競馬場の芝2000メートル戦でデビュー。経験馬を相手に強い勝ち方をしました。1戦1勝でのチャレンジで、もし、勝てばラムタラ以来の快挙となります。


【G1・英ダービー エプソム・芝2420メートル】

枠順(馬番)馬名 騎手 オッズ 印

1(4)シティーオブトロイ R・ムーア 5・5倍倍 ◎

2(14)サイェダティサダティ T・マーカンド 68・0倍

3(10)カンブー R・キングスコート 82・0倍

4(11)ロサンゼルス W・ローダン 6・0倍 ○

5(13)ミスターハンプステッド S・リヴィー 152・0倍

6(1)アンビエントフレンドリー R・ハヴリン 8・5倍 △

7(5)ダラススター D・イーガン 35・0倍

8(12)マクダフ R・ライアン 16・0倍 △

9(8)ユーフォリック D・マクドノー 35・0倍 △

10(9)ゴッズウィンドウ K・シューマーク 68・0倍

11(2)アンシエントウィズダム W・ビュイック 7・5倍 ▲

12(3)ベラムジャスタム O・マーフィー 24・0倍

13(15)テーブルトーク J・ドイル 102・0倍

14(7)デイラマイル J・クローリー 27・0倍

15(6)ダンシングジェミニ D・マクモナグル 14・0倍 △

16(16)ヴォイッジ P・ドッブス 22・0倍 ☆


英ダービーのあと、東京競馬場ではG1安田記念が行われます。

今年は香港からヴォイッジバブルとロマンチックウォリアーが参戦。香港馬の出走は2018年のウエスタンエクスプレス(10着)以来、6年ぶりとなります。当日は競馬場におもむく予定ですが、パドックでよほどの減点材料が見つからない限り、馬券は◎はロマンチックウォリアー、〇ヴォイッジバブルの香港馬ワンツーを軸に組み立てるつもりです。相手はジオグリフ、ステラヴェローチェ、セリフォス、ソウルラッシュ、ダノンスコーピオン、ナミュールの6頭。ダービーを外したので、ここは香港馬に頑張ってもらいたいなあ(笑い)


(ターフライター奥野庸介)

※競走成績などは2024年5月31日現在


※次回更新は6月14日(金)の予定です。