94年デビューの30年目、岩部純二騎手(47=フリー)が21年10月23日東京2R(スズカコテキタイ)以来、694日ぶりのJRA勝利を挙げた。11番人気マリンバンカー(牡、南田)で逃げ切った。勝ち時計は1分10秒5。

まずまずのスタートから主張してハナを切ると、手応えよく直線へ。追いすがる後続をものともせず、ステッキ1発のみで最後は流す余裕があった。2着に1馬身3/4差の完勝だった。

鞍上は「センスがあって、完勝でした。まだ物見をしていましたね」と久々の勝利をかみしめた。

16年12月24日中山6R(サウンディングベル)以来、2458日ぶりの新馬戦勝利となった南田美知雄師は「テンが遅くて直線でも残れるなと思いました。ここまで楽に勝てるとはね。目いっぱい追っていないし、距離が延びていいと思う」と振り返った。