フォーエバーヤングがBCクラシックを制した米国のブリーダーズカップ開催が終わり、年内にJRA所属馬の海外遠征は“12月14日の香港国際競走”を残すのみとなった。毎年12月にシャティン競馬場で行われ、日本馬を含む海外からの遠征馬と地元香港馬が4つのG1競走(香港カップ、香港スプリント、香港マイル、香港ヴァーズ)で激突する。
武豊騎手(56)とスプリンターズS2着のジューンブレア(牝4、武英)の香港スプリント参戦、凱旋門賞で日本馬最先着(5着)だったビザンチンドリーム(牡4、坂口)の香港ヴァーズ参戦が発表され、徐々に日本からの遠征馬も明らかになってきた。待ち受ける香港勢は世界最強スプリンターのカーインライジング、3冠馬ヴォイッジバブル、そして、サウジCで日本のフォーエバーヤングと歴史に残る名勝負を演じ、今年は史上初の香港カップ4連覇を狙うロマンチックウォリアーなど。競馬ファンにとってはたまらないレースが見られることになりそうだ。
日本の競馬ファンに向けたツアー会社の香港国際競走観戦ツアーも盛況。「カモメツーリスト」の香港競馬観戦ツアーはシャティン競馬場のグランドスタンド2階の座席を確保。小倉競馬アンバサダーを務め、グリーンチャンネルに出演している石川彩夏がツアー参加者と一緒にレース観戦する。ツアーに協力している「競馬ファンショップ」の成岡利泰氏(株式会社オーセンティック東京代表)は「さまざまなツアーが組まれてきましたが、今年は日本馬の海外での活躍やウマ娘人気の後押しもあって、『現地で見たい』というファンの熱が今までになく、高まっているのを感じます」と実感している。
現地香港(シャティン競馬場)では23日に香港国際競走の前哨戦、ジョッキークラブC(G2、芝2000メートル)、ジョッキークラブマイル(G2、芝1600メートル)、ジョッキークラブスプリント(G2、芝1200メートル)が行われる。
「ジョッキークラブCにはロマンチックウォリアー、ジョッキークラブスプリントにはジ・エベレスト遠征(オーストラリア)から帰国したカーインライジングが出走予定と聞いています。本番へ向けても見逃せません。もちろん、遠征する日本馬の発表にも注目しています。素晴らしいメンバーがそろい、初めて香港に行かれる方もきっと忘れられない体験になると思いますので、ぜひツアーをご活用いただければ」(成岡氏)。
今年も香港国際競走当日、シャティン競馬場では多くの日本人のファンが日本馬を応援する姿が見られそうだ。

